起業家に限らず、社会人なら一度は聞く「人脈の大切さ」。
異業種交流会などに積極的に参加して、たくさんの名刺を集めて、
と頑張ってる人もいるかもしれません。
よくビジネス本なんかでは、
「付き合う人を整理して、より良い、自分を高めてくれる人を周りに集めて」
なんて書いてあったりしますね。
でもそれは、今しか見てないのかもしれませんよ。
とある塾経営の年配の先生と、
教材を電子書籍化する、というお仕事をさせていただいた時のこと。
その先生は、なぜか大手の出版社、書店のお偉方とどんどんアポを取っていく。
一見、関係することもなさそうなIT企業や役所の重鎮とも親しげに。
その理由を問う僕に、先生はこう答えました。
「彼らは、私の高校や大学時代の友人や先輩で、ずっと付き合いがあってね。
60歳にもなれば、みんな意外といっぱしの人間になっているものなんだよ。」
衝撃を受けた言葉でした。
人は子供の頃から目立つ者もいれば、大器晩成型だっています。
今、成功して見えるからといって、それがその人の価値の全てではないかもしれません。