自分の感想としては、経験があったほうが良かったです。
できれば数百人以上、中堅以上のSIerならなお良し。
このくらい以上の規模でないと、
100人以上関わるような大規模チームでの開発や、
億を超えるお金が動く案件を経験できません。
人は経験していないことには理解が及ばないものです。
お客さまは知識がないから専門家に頼むので、
結構とんでもない要求をしてきます。
数千万~一億くらいかかるような高難度の案件を、
100万円で作って!なんてことはザラにあります(というか、あった)
何度か経験しておくと、
要件を聞いただけで、肌感覚である程度の予算感がつかめるようになります。
上のような地雷案件を避けるだけでなく、
お客様の予算に合う範囲での代替案を提案するといった対応もできるようになり、
お客さまの信頼を得られるようになります。
また、起業したてで手掛ける案件は、数十万円程度のWebやシステムが多いと思います。
最初から独自のサービスを作るとしても、ひとり~数人での小規模チーム開発です。
他の人との比較が無い環境では、自身の力量を勘違いしたりしますし、
プログラムの品質が上がらないなどの問題が出ることもあります。
対して、大規模チームでの案件をやっていると、
必然的に他のエンジニアとの接触が増えるので、
エンジニアとしての自分の力量を客観視できるようにもなります。
また、チームを統率するための方法論、
品質を担保するためのレビューやテスト手法などが学べる機会もあります。
大きい企業は、起業時から会社が成長していく中で発生する
様々な課題やトラブルを乗り越えてきた先輩ですから、
学べるものは積極的に学んでいきましょう!
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